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よるだけがともだち

こんなご時世ではありますが、倉山の試み第4弾「よるだけがともだち」を観てきました。

 

演劇というよりは映画を観てる気分。

全国ロードショーじゃなくて、阿佐ヶ谷とか吉祥寺とかでひっそりと上映されてそうな。

 

間と空気感を味わう作品。

 

【ここからネタバレ含みます】

夏の無気力感と、周りの明るかったり、空気若干読めない感じが凄い対比でなんというか良くも悪くもイライラします。

 

それでも、突然一緒にいることになった夜子さんや同級生のハルオ君とアメカちゃん、父になるはずだった熊さんとの交流で「人」になっていく、成長の物語でした。

 

今の若い子の感覚が掴めないと入りにくい作品だろうなぁと言うのが率直な意見。

人と人の距離感とか、たとえ大学生だろうと、母親が突然家を出てくとか。

当たり前のように、父になるはずだった人を受け入れてるとか。

 

それが演劇だし、劇的にする手段ではある。

ただ、芝居を観るのが当たり前じゃない人には観にくいというか、受け入れ難いんだろうなと。

これが映画なら、また違っただろうけど。

 

 

それでも、夏の表情の変化とか、「ともだち」の線引きの表現なんかは、ちゃんとしてて楽しめました。

好きだからこそ、思ってることそのまま口にしちゃうし、喧嘩もするし、楽しい時は誰よりも「楽しい」を共有できる。

「よるだけがともだち」

素敵な作品名。

夏も夜子も、ハルオもアメカも熊さんも全員幸せになってほしいけど、この関係性をずっとこの距離感で観ていたいとも思う。

 

餃子・手巻き寿司だけじゃなく、たこ焼きでも焼肉でもずーーっとパーティーしててほしい。

 

 

はぁー!素敵でずっと観ていられる作品でした!